今日から新しいお話を始めたいと思います。
「こんにちはグミちゃん」の特別編、グミちゃん日記。
関西のとある小さな町・くすの木町に住む小学校1年生グミちゃんの
ささやかなささやかなお話です。
グミちゃんがいる昭和36年にタイムスリップしてお楽しみ下さい。
なお、このお話は毎週月曜日にお届けの予定です。
それでは、はじまり、はじまり。(*^^*)
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はいけい サンタクロースさま
サンタさん、お元気ですか?
トナカイさんも元気ですか?
クリスマスのお仕事が終わって、今はおひるねしてるのですか?
この間のクリスマスには会えなくて悲しかったです。
グミは、サンタさんが来る時間まで起きて待っていようと思っていたのに、
いつのまにか寝てしまいました。
でも、夜中におしっこに行った時に、
サンタさんが帰る後ろ姿を見たんです。
ほんとうです。
トシオ兄ちゃんに話したら、
きっとねぼけていたんや、って笑われましたが、
グミは、あれは絶対サンタさんや!って信じてます。
クリスマスの日はすごく雪が積もっていたけど、
サンタさんはサクサク、って上手に雪を踏んで
すーって消えてしもた。ちぇっ・・・。
「サンタさん!」って呼ぼうと思ったけれど、
ドキドキして声が出ませんでした。
すごくおはなししたかったのに。
おはなしできたら
「サンタさんはどこに住んでるんですか?」
とか
「サンタさんが好きなごはんは何ですか?」
とか、いろいろ聞く予定やったのに。
でも、そのことをおかあさんにいったら
「いい子にしてたら、来年はおはなしできるかもしれんで」
っていわれたから、今年は一生懸命お手伝いとか
学校の勉強とかがんばろうと思います。
それから、プレゼントありがとう。
枕元の箱を開けたら、赤い長靴が入っていたのでびっくりしました。

これ履いていたら、会えるかなあ。
サンタさんがトナカイさんと空を飛んでるとき、
赤い長靴が目印になるかなあ。
グミがいるのが、わかるかなあ。
グミは、長靴がきらいやから履いたことがなかったけれど、
サンタさんの贈り物なのでがんばって履きます。
サンタさんがいつきてもいいように
クリスマスじゃないときにくすの木町にきてもいいように
ずっとずっと目印の赤い長靴を履いてます。
だからきっと見つけてください。
では、またおてがみ書きます。
それまで元気でね、サンタさん。
昭和36年1月7日
青田グミ